甘いミルクはいかが?

甘いミルクはいかが?






「…………はぅ、ふっ……♡」

「……うん、張ってきた」

「うへ、たぷたぷだねぇ〜」


どこか楽しそうに2人が言う。心なしかいつもより膨らんでいるように見える、私の乳房を弄びながら。


「…………また少し大きくなったかしら?」

「昨日した時も、一昨日と比べて『量』が少し増えてたしね〜」

「ぅ、ふっ…………♡♡」


和やかに会話しながらも、私の胸をいじくり回す手は止まらない。腋下から乳首までのラインを指先でくすぐるみたいにつつつ……となぞったり、下乳と横乳に手を添えて温めるみたいにゆったりと揉み込んできたり。

親しい2人に半裸になって胸を曝け出すのも、こうやって触れられるのも……何より、それが気持ち良くていやらしい声を漏らしている私自身も、全部が全部恥ずかしくて堪らない。


一体何故、2人はこんなことをしているのかと言うと。


「難儀な体質になったものね」

「まあ、おじさんたち的には役得なんだけど〜……あ、滲んで来た……♡」

「うぅ〜〜…………♡」


乳首の周りの色が変わる境目あたり……乳輪をすりすりとなぞられているうちに、じわり、と先端から白く体液が滲む。そう、私は妊娠もしていないのに母乳が出るようになっていた。

砂糖を服用し続けた副作用……と言うよりかは、私に『能力』が備わった時と同じような、また新しい体質の変化らしい。


「それじゃあ今日も、おっぱいぴゅっぴゅしようね〜」

「うっ……はい…………」


あけすけに言われて少し顔が熱くなる。ふと、いつかの誰かもこんな気分だったのかななんて物思いが頭を掠めたけれど。


「────ひゃっ……♡♡」


両の乳房、その先端の突起に優しく舌が触れた瞬間、何も考えられなくなる。2人と『こういうこと』をするようになってから、もうしばらく経つ。その間にすっかり弱くさせられた私の乳首は、ゆるゆると舌を擦り付けられる感触だけでもう堪らなくなって。

そして────


「────あっ、はぁあっっ♡♡


2人が揃って乳首に唇を押し当てて、ぢゅぅっ、と音を立てて強く吸って来る。途端に、胸全体が一気に熱くなって。


「はっ♡♡ゔぅぅぅっ♡♡♡」


先端が一際強く熱くなった瞬間、性感が一気に弾けて、私はイって。それと同時に、乳腺に溜め込まされた母乳が、2人の口の中へ一気に溢れ出した。


「んっ────ん、んくっ♡」

「んっ……んっ、んっ……♡」


私が能力として撒き散らす霧やフェロモンと同じように、母乳にもまた砂糖の甘さと効能が現れている。それも普通の砂糖や砂糖水から得られるそれよりも、より濃く、より強く。こくこくと小さく喉を鳴らしてそれを直に飲み込んだ2人は、ふっと顔を蕩けさせた。


「「──────っ…………♡♡♡♡」」

「ぁ、ほっ、ホシノさん、ヒナさ……んぅぅぅっ♡♡」


瞳の焦点をぼやけさせたうっとりとした表情のまま、一心不乱にちうちうと私の胸を吸ってくる。それだけでなく、もっともっととねだるように、横乳の部分……スペンス乳腺のあるあたりを、指先でくにくにとほぐすように押し揉んでくる。

じんわりとした快楽がさざなみのように胸全体に広がっていって、促されるように刺激された乳腺が更に母乳を流していく。


「はっ、ぅっ、ゔぅーっ♡イくっ、イっ、くぅ♡出る、出るぅっ…………♡♡」


小さな口に甘く締めつけられる度にイって、その度にびゅくびゅくと母乳が引きずり出されていく。

胸が、気持ちよくて、堪らない。


「「…………ぷはっ♡♡」」

「はっ、ぁんっ♡♡」


ちゅぱっ♡っと音を立てて口が離される。搾乳から解放された乳首は散々イかせられた余韻が引かないのかヒクヒクといやらしく震えていて、白いミルクを滴らせている。


「んくっ……はぁ……甘い……♡♡」

「うへぇ……今日もとっても濃くて甘くて……すっごく美味しいよ、ハナコちゃん……♡……ん、れろぉ……♡♡」

「ひぁっ♡♡」


陶酔したような顔でそう言って、2人は残ったミルクを舐め取るように、乳首に舌を押し当てて来る。散々射乳してイキ疲れた乳首を労わるように、ゆるゆると舌が這う。


「はぅぅ……ぅっ、ぅぅぅ……♡♡」


心地いい。優しい気持ち良さがじわじわと昇ってくる。けれど、それだけじゃなくて……乳首と、胸の乳腺が、何かを求めるみたいに疼いてくる。


「…………吸って欲しいの?」

「……………………ッッ♡♡」


ぽつりと呟くようにヒナさんに言われて、一気に顔が熱くなる。それを見た2人は、また嬉しそうに笑った。


「うへ、欲しがりさんだなぁ〜。…………じゃあ、もっかい……ミルクちょうだい♡」

「ぁー……んっ♡♡」

「…………ひっ、ぁんっ♡♡」


また両乳首に小さな口がしゃぶりついて来て、途端に胸全体に甘い快楽が走る。ぴくんと身体を跳ねさせながら、私の胸は再び母乳を垂れ流し始めた。




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